衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2023年11月24日    金曜日     第1 回の開示 合計4058回の開示

往生後、蓮華の台において何の法を薫習するか

阿弥陀経原文:かの国には常にさまざまな奇妙な雑色の鳥あり。白鶴・孔雀・鸚鵡・シャーリ・迦陵頻伽・共命の鳥。これら諸々の鳥は昼夜六時に和雅の音を出だす。その音は演暢して五根・五力・七菩提分・八聖道分などの法を説く。かの土の衆生はこの音を聞きて、皆ことごとく仏を念じ法を念じ僧を念ず。

釈:これは極楽世界の国土における衆生の修行の様子を紹介したものである。極楽世界には常にさまざまな奇妙な色彩の鳥がおり、白鶴・孔雀・鸚鵡・シャーリ・迦陵頻伽・共命の鳥がいる。これらの鳥は昼夜六時に和やかで雅やかな音声を発し、演ずる内容は三十七道品である。この和雅の音は極楽世界の蓮華の台に住む衆生に向けて響き、衆生はこれを聞いて三宝の恩徳と功徳を念じるようになる。

したがって衆生が極楽世界に往生しても、なお四聖諦の法および助道の法を修めなければならない。依然としてまず五蘊無我を薫習し、我見を断つ基礎を築き、明心見性して華開き仏を見る基礎を固めねばならない。私たちが娑婆世界で仏法を学び修行する際、阿含経を学ばず、四聖諦を理解せず、三十七道品を修めないでよいのか。少しでも多く法を修め、理を明らかにすることは、往生への保障を増し、極楽世界に到ってからの修行をより迅速にする。極楽世界に往生した衆生は、過去の願力・発心・修行の法によって大小乗に分かれるが、大乗者も小乗者も蓮華の台において四聖諦と三十七道品を薫習し、煩悩を降伏させて初めて蓮華の外に出て仏や菩薩に謁し法を聞くことができ、果を証し明心見性する機会を得るのである。

——生如法師の開示
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