衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年11月17日    日曜日     第2 回の開示 合計2040回の開示

『楞厳経』第五巻二十五聖円通法門の憍梵波提

原文:憍梵波提は座から立ち上がり、仏足を頂礼し、仏に申し上げました。「私は過去劫において口業を造り、沙門を軽弄し、生生世世に牛齝病を持ちました。如来は一味清净心地法門を示され、私は心行を滅し、三摩地に入りました。味の知を観じ、それは体でも物でもなく、念応じて世间の諸漏を超え、身心内に脱落し、世界外に遺し、三有を遠離しました。鳥が籠を出る如く、垢を離し塵を銷し、法眼清净となり、阿罗汉を成しました。如来は親自に印证し、無学道に登りました。仏が圆通を問じ、私の証得如く、味を還し知を旋じ、これが第一です。」

释:憍梵波提は座から起立し、仏足を頂礼し、仏に答えました。「私は過去劫において沙門を讥笑し、彼が牛のように草を嚼む如くと言い、生生世世に牛のように草を嚼む如くになりました。如来が一味清净心地法門を教示され、私は心行を滅し、一切法を空と観じ、念を不起し、三摩地に入りました。味塵の知性を観じ、自体なく物でもなく空なり、この念起き世间の諸煩惱を超え、心得清净し、五陰身内の身心脱落し、世界外も心空なり。三界の有法を遠離し、鳥が籠を出る如く、煩惱垢を銷し、塵境を消失し、法眼清净となり、四果阿罗汉を成しました。如来が親自に無学位を印证し、仏が圆通法門を問じ、私の証得如く、味塵を接触し、知性を観空し、これを第一圆通法門としました。証果之人は定中で深細観行し、五蕴空十八界空を証得し、身心俱空、四相を破ります。空の程度不同、相の层次不同、果位も不同なり。戒を持ち、定を修し、観行を会しなければ証果できません。証果之人三十七道品を満足し、意識の思惟推理分析に依らず、証果後も煩惱深重、凡夫如く悪業を造りません。心空之人は法を見ず、悪業を造る価値も見ず、心が相を着不空なら我見を断らず、初果向でもありません。憍梵波提は過去口業を造り、沙門を讥笑し、大い惡業果報を感召し、現在多くの人煩惱深重、沙門への悪業は讥笑より遥かに大い、後世の果報も憍梵波提より遥かに大いなり。これらの无知之人は自ら考量掂量すべきですが、多くの无知之人は考量掂量せず、悪業報を受けるのみなり、三悪道众生は前仆后继し、永遠に断绝ません。

——生如法師の開示
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