衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2019年09月28日    土曜日     第2 回の開示 合計1942回の開示

第八識の六境に対する現れ

六塵の境界は第八識が現じたものであり、第八識の四大種子は絶えず六塵の境界において刹那刹那に生じては戻りを繰り返しています。第八識は刹那刹那に六塵を執持し維持しており、一瞬たりとも分離することはできません。これほど密接に接触しているのに、どうして第八識が六塵の境界を了別しないことがあろうか。もし第八識が六塵の境界を了別しないならば、どうして刹那に六塵を変化させ、どうして六塵に絶え間なく様々な変化を生じさせることができようか。

第八識が六塵の境界を了別する様は、あたかもコンピュータがプログラムを了別するが如く、ロボットが指令を了別するが如く、了別しつつ分別しないのです。了別とは知ることであり、分別とは具体的に如何なるかを知ることです。第八識は六塵の境界を了別しながらも東西南北中を知らず、六塵の善悪美醜是非曲直を知らず、六塵が何物であるかを知りません。故に第八識は六塵の境界に対面しても如如として動かず、心を生じ念いを起こさず、受けることがなく、情緒がなく、心行がなく、業行を造作せず、業行もなければ果報もありません。第八識が木石のごとく無情であるが故に、捨受であるのです。それが捨受であるが故に、心の地が清浄であり、欲無く求め無く作為無く、何らの願力も願行も無いので、これを無為法と申すのです。

——生如法師の開示
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第八識と無余涅槃は不二不異である

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