父子合集経選講（二四）

原文：大王様。若し色法が変壞すれば、一切皆空となる。なぜでしょうか。虚空界は本无尽故、静寂不動、涅槃の如く。遍一切所に、障碍無し。

释：大王様，物質色法が変壞した後、空無となり、即ち虚空界です。なぜ物質が消失し、一切皆空となるのでしょうか。虚空界は無尽無边际故、一切皆空となり得ます。虚空本来静寂不動、不生不滅、不增不減、涅槃性の如く。虚空遍一切所に、障碍其的法無し。

物壞则成虚空，家屋が崩壊した場合、此处皆虚空となる；地球崩壊した場合、地球此处皆虚空となる；三千大千世界崩壊した場合、三千大千世界皆虚空となり、虚空中何も存在しない。

虚空は静寂不動。なぜ動かないのでしょうか。虚空は無物假故、物体も假なり得ますが、物体は移動可能なり得ます。然し虚空を動かす者無し。虚空中高楼を建築した場合、虚空を挪動得ますでしょうか。虚空は動かない、誰も虚空を移動不可。虚空無物、又無边际故、動かす何得ません。虚空中物質色法無し、即ち空無。我等時刻虚空と空無を需めます、身体活動と物体摆放の為。虚空障碍無し故、众生此障碍無性を需めます、活動と存放の為。

或人说空气も空なり得ます、虚空如く无边无际、動か不可。然実際空气と虚空は大差别あり。空气表面無物なり得ます、視不可、触不可、然機器で検測其有无。空气は物質あり、我等需める各種气体を含み、四大組成色法故、空气流动可能なり得ます。众生空气を需めます、主に空气中の氧气を需めます。