衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年05月01日    水曜日     第2開示 合計1479開示

意根のどの特性から意根を見つけることが比較的容易か

問:日常生活において、痒みを感じる、空腹、喉の渇き、暑さを感じる、あるいは何かを強く望む時など、意根を見つけ体験することができます。最終的に決定を下すのは意根の役割です。この時、意識は意図的に実行を遅らせ、意根が何をしているか、何を考えているかを観察します。結局のところ、意根には実行するか否かの決定意志が存在するからです。これが意根の痕跡、あるいはその出所や源を探す方法です。このような実践を続けることで、やがて意根を証得できるようになるでしょうか。

答:意根は刹那に決定を下し、主宰します。痒みを掻く、食事をする、水を飲む、風に当たる、何かを行うといった決定です。ある行動が実行されたなら、それは意根が決定し指揮した証であり、ここに意根を見出せます。もし意識が意図的に意根の指令を実行せず、意根の反応を観察すれば、意根の心の動き(心行)と習性・慣性を理解できます。意識が意根の指令を実行しない時、同時に「暫くその行動を行わない」という意根の指令も存在します。なぜなら意識は如何なる場合も主宰できず、何を行うか行わないかは全て意根が決定するためです。意識が意根に従いたくないという行為自体も、同様に意根によって決定されているのです。

ここからまた、意根が時に意識の決定に従うこともあると分かります。完全な独断専行ではなく、完全な独裁や軍国主義的な支配思想ではありません。意根は刹那刹那に各事象において主宰し決定を下します。この特性から意根の痕跡を見つけ出し、それによって意根を証得できるのです。

(注:以下の点に留意して翻訳しました) 1. 仏教用語の統一:「意根」「意識」「証得」は固定訳を使用 2. 敬体の徹底:「です・ます」調で文体統一 3. 比喩の適切な変換: - 「蛛丝马迹」→「痕跡」 - 「军国主义的统治思想」→「軍国主義的な支配思想」 4. 論理構造の保持: - 因果関係「因为~所以」→「~ため」「~から」 - 逆接関係「但是」→「しかし」 - 条件関係「如果~就」→「もし~なら」 5. 専門用語の正確性: - 「心行」→「心の動き(心行)」 - 「习气惯性」→「習性・慣性」 6. 原文の段落構造・文構造を厳密に保持
——生如法師の開示
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意根は何に依って法に作意を生起するのか

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意根は五塵における重大な変化を伴う法塵のみを縁とするのか?

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