衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年03月08日    金曜日     第3開示 合計1320開示

意根が六識を利用して一切の身・口・意の行いを造作する

六識の一切の情報は、刹那刹那に意根に伝達され、意根は刹那刹那に六識が了別した情報及び六識の心行を知る。それ故に意根は六識の情報に基づいて、刹那刹那に自らの心行を起こし、更に刹那刹那に主宰を行うのである。六識は意根の使用工具であり、六識が使用不能になると、意根が反応しても表現できず、焦っても仕方ない。あたかも人が大木を切り倒そうとするが、手にした刃物が壊れて使えず、ただ見ているだけで何もできないようなものである。

人が刃物で木を切る時、木が倒れたのは人の行為か刃物の行為か?もちろん人が木を倒したのであり、人が刃物を利用して木を倒したのであり、功績も過失も人のものに帰すべきである。同様に、意根が六識を利用して一切の身口意行を造作した場合、その功過は全て意根に帰すべきであり、六識は支配されているに過ぎない。しかしながら、六識が意根に献策し、意根がそれに従って造作した行為については、六識にも分けがある。

——生如法師の開示
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