衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2024年09月03日    火曜日     第1開示 合計4245開示

五蘊はどのように作用するのか

お茶を飲むことを例に説明しましょう。お茶を飲むことは五蘊全体の和合的な作用過程であり、色・受・想・行・識の五蘊と、六根・六塵・六識からなる十八界の全てがこれに関与します。根・塵・識の三者が互いに触れ合い和合して作用するのです。その主導者は意根(いこん)であり、六識と五根・六塵の触・受・想・思の活動を調整統制する役割を担っています。最も敏捷で迅速なのは意根であり、意識は多くの場合何も気づかないうちに動作を完了させてしまいます。五識はあたかも思考を持たないかのように意根の意図に忠実に従い、意識では理解しきれないこともあるのです。

お茶を飲む全過程も同様であり、もし茶が熱すぎれば手にかかると「はっ」として落としてしまい、意識による分別や思考分析を行う余裕はありません。意根が茶杯を手に取りお茶を飲みたいと望めば、根と塵が触れ合って六識を生じさせ、意根の指令に協調して作用し、初めて口にお茶を運べるのです。具体的な六根の作用や六識の働きについては自ら当てはめて観察する必要があり、特に細部は自ら心を落ち着けて観察しなければなりません。五蘊の概念を明確に理解し、十八界の機能と役割をはっきり把握することが必要なのです。

(注:佛教术语均采用日本佛教通用译法,如「五蘊」「十八界」「六根」等。修辞部分如「激灵一下」「琢磨不透」等已转换为日语等效表达,段落结构与原文完全一致。生僻汉字「蘊」按规则未加注音)
——生如法師の開示
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二重人格は意根の多様なる様相である

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意根が恒に審らかに思量する「恒」の意味

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