衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2024年04月12日    金曜日     第1開示 合計4158開示

衆生と仏の平等をどのように理解すべきか

衆生と仏は真如仏性においてのみ平等であり、仏性さえあれば、衆生は最終的に皆成仏する。衆生と仏が平等でないのは、真如が演繹し変化して現れた五蘊世間の仮相である。仮相は所詮仮相に過ぎず、真に着眼すべきは不生不滅の真相である。しかし仮相ではなく真相を平等に見るためには、まず仮相が確かに空であり無我であることを証得し、その後真相を証得し、さらに仮相がいかに仮であるか、真相がいかに真であるかを観じて、心に明らかに理解しなければならない。これによって初めて衆生を見るごとにその真相を観じ、仮相を見破り、最終的に一切の相に執着せず、心が平等となり、平等性智を得るのである。

仮相が空であり無我であることを証得した後、煩悩を降伏し始め、一定の時を経れば煩悩を断じ尽くすことができる。真相を証得する時、同様に煩悩を降伏・断除し、我執と法執が次第に断たれ、心はますます清浄かつ平等となり、最終的に四智が円明となって仏道を成就する。こうして衆生と仏は真相においてのみならず、五蘊世間の仮相においても平等となり、これが完全無欠の真の平等なのである。


——生如法師の開示
前へ前へ

幻法に執着するは幻中の幻、夢中に夢を説くは夢中の夢

次へ 次へ

大乗と小乗の区別は心を根本とする

ページトップへ戻る