衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2024年03月29日    金曜日     第1開示 合計4151開示

五蘊が世間に生まれる根本因

一切衆生の色身の組織構造は実に複雑であり、神経系統はこれほど精緻で、機能作用はさらに微細である。如来蔵はまさに精巧な工匠であり、いかなる設計図を用いているのでしょうか。誰が設計したのでしょうか。如来蔵はどのように設計図に従って色身を構築しているのでしょうか。まことに驚嘆に値します!

なぜ五蘊身が出生するのでしょうか。最初に何によって世界と五蘊身が存在するようになったのでしょうか。『楞厳経』では、末那識が現状に安住せず、何かを明らかにしようとして外へ探求し、如来蔵がそれに呼応したことで混沌とした世界が生まれ、続いて五蘊身が出生したという要点が説かれています。これ以前には如来蔵と末那識のみが存在し、杳杳冥冥(ようようめいめい)としていました。したがって五蘊身の出生は如来蔵に遡るほかなく、「名色は識(如来蔵)に縁り、識(如来蔵)は名色に縁る」という結論が導かれます。


(注: 1. 「五陰身」は日本仏教で一般的な「五蘊身」に統一 2. 「意根」は唯識思想に基づき「末那識」と訳出 3. 「名色縁識」等の因縁句は原典『阿含経』の定型表現を踏襲 4. 修辞法: - 排比構文「那么...那么...」は「実に...これほど...さらに」で自然な強調表現に変換 - 反語「什么样的」「是谁」は丁寧な疑問形「いかなる」「誰が」で対応 - 感嘆文「神奇无比」は「まことに驚嘆に値します」で敬体を保持 5. 専門用語: - 如来蔵:仏教術語として定訳の「如来蔵」を使用 - 混沌:哲学概念として「混沌」をそのまま表記 - 杳杳冥冥:漢文訓読調の四字熟語は原漢字のまま)
——生如法師の開示
前へ前へ

虚空は三界の内にあるのか、それとも外にあるのか

次へ 次へ

宗因喩を用いた論証の方法

ページトップへ戻る