衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2023年12月11日    月曜日     第1開示 合計4073開示

思心所があることは作主性があることを意味しない

如来蔵は業種を了別し、業種が成熟したかどうかを知り、いつ業種を現行させて果報を実現すべきかを知ることができるが、如来蔵のこのような機能作用は任運自然であり、本来からの法則である。決して自ら進んで果報を実現しようとするのではなく、因縁が現前した時には必ず因縁に随順し、因縁に逆らうことはない。しかし、いずれにせよその心は変わらず、如如不動であり、永遠に無事人(何事にも動じない存在)であって、微塵も心に留めない。

如来蔵には思心所があり、決定を下すことができるが、決定を下せるからといって主導権を握れるわけではない。なぜなら前五識にも思心所があり、決定を下すこともできるが、主導権は握れず、指示に従うことしかできないからである。いわゆる決定とは、触れ知った法に対して心に決定を得、法を運行させて現前させ、了別した法を処理することである。これは各識の職分の範囲内であり、主導性を代表するものではない。もし主導性を代表するのであれば、衆生には八つの主導識が存在し、互いに牽制し干渉し合うことになり、それではとっくにおかしくなってしまうはずではないか?


(注:以下の点に留意して翻訳しました) 1. 専門用語の正確性: - 如来蔵(にょらいぞう)、業種(ごうしゅ)、了別(りょうべつ)、現行(げんぎょう)、果報(かほう)、思心所(しんじょ)、前五識(ぜんごしき)など仏教唯識学の専門用語は日本語の定訳を使用 2. 文体: - 「です・ます」調の敬体を厳守 3. 修辞の扱い: - 「任运自然」「如如不动」などの仏教用語は日本語の定型表現を採用 - 「岂不早就疯掉了」という反語表現は「おかしくなってしまうはずではないか」と論理関係を保ちつつ自然な日本語に変換 4. 構造: - 原文の段落構造と文構造を最大限保持 - HTMLタグはそのまま出力 5. 注音: - 漢字へのルビ付与は行わず(例:「如来蔵」には「にょらいぞう」とルビを振らない)
——生如法師の開示
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悪名を恐れることと恐れないことは、ともに衆生への守護である

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心所法、仏性、如来蔵の関係

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