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日常法話

2023年07月15日    土曜日     第1開示 合計3976開示

独頭意識は外相分を変えることができるか

一切の法を生じ、一切の法を変えることは、すべて如来蔵の機能作用である。なぜなら、如来蔵には一切の法の種子があり、第六識と第七識には一切の法の種子がなく、一切の法を生じ変えることができないからである。しかし、第六識と第七識は如来蔵に影響を与え、如来蔵と和合して働き、如来蔵が一切の法を生じ変えることを促すことができる。五俱意識であれ独頭意識であれ、外相分や内相分を変えることはできず、如来蔵に内外相分を変えさせることもできない。必ず意根を熏染し、意根を通じて如来蔵に内外相分を生じ変えさせなければならない。

外相分、さらには内相分の変化は、単独のどの識によって決定されるものではなく、三能変識が和合して働く結果である。因縁と業種が成熟するとき、三種の能変識が和合して初めて一切の法を生じ、また因縁条件が成熟するときには一切の法を変えることもできる。しかし、外相分を変えようとするならば、業種を変える必要があるが、業種を変える因縁もまた成熟していなければならない。

外相分を変えようとする場合、短期的な急速な変化であれ、長期的な緩やかな変化であれ、第六識と第七識という二つの能変識は非常に強力でなければならず、それによって如来蔵内の業種に変化が生じ、業種が変化すれば外相分は変わりうる。もし第六識と第七識に力がなければ、五俱意識と意根は如来蔵に外相分を変えさせる役割を果たせず、ましてや夢中の独頭意識と意根では外相分を変えることはさらにできない。如来蔵にすみやかに外相分を変えさせることができるのは、必ず定中の第六識と第七識で、できれば定中の独頭意識と意根が最適である。散乱した独頭意識や五俱意識および意根では不可能であり、力がないためである。

夢中の独頭意識は、ほとんど意根を通じて如来蔵に外相分を変えさせることはできない。なぜなら、意識の力が非常に弱く、あるいはまったく力がなく、具体的な業行もないため、業種に変化を促すことができず、したがって外相分を変えることができないからである。たとえ覚醒時の独頭意識による妄想や乱想、妄念であっても、短期間で意根を通じて如来蔵に外相分を変えさせることはできない。散乱して力がないためである。しかし、独頭意識が集中して精力を注げば、妄想にも力が生まれ、意根を熏染して意根に選択する力を与え、如来蔵にすみやかに外相分を変えさせることができる。意根の想いと独頭意識の想いによって、身行や口行を用いずとも業種を変え、それによって外相分を変えることができる。したがって、心で想うこと、意で行うこともまた業行であり、業報がある。


——生如法師の開示
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