衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2023年02月05日    日曜日     第3 回の開示 合計3847回の開示

意根は常に審査し思量するのに、なぜ睡眠が必要なのか

睡眠は、色身の精力を回復し、疲労を解消するためであり、六識がより効果的に正常に活動するために存在します。意根は色身を自己の所有物と見なし、六識を自己の所有物と見なし、五蘊十八界の全てを自己のものと認識します。また第八識に依って刹那的に色身の状態を了知します。六識の活動はエネルギーを消耗するため、エネルギーの消耗を減らすべく、意根は六識の活動を停止させ、六塵に対する識別機能を能動的に閉じ、六塵を認識することを止め、意根単独の知覚のみを維持します。こうしてエネルギーが持続的に蓄積され、精力がある程度回復すると、意根は覚醒を決定し、外界と接触して五蘊の活動を再開します。

色身が疲弊した場合、精力を回復するために睡眠が必要となり、意根は睡眠を決定して六識の活動を停止させます。意根自ら六塵を遮断し認識を止めるため、五識と意識は次第に滅していきます。従って睡眠を必要とするのは意根ではなく、休息とエネルギー補給を要する色身です。これこそが意根の恒常的な審査と思量の結果です。ただし睡眠は意根の恒審思量に影響を与えず、意根は睡眠中も思量を継続し、夢境を現出させ、夢の中で思量を続けることが可能です。

——生如法師の開示
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意根が鳴らす警鐘

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