衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2023年02月01日    水曜日     第1 回の開示 合計3841回の開示

智慧を用いてどのように禅定に入りますか

上座が呼吸を整えた後、心の中で思惟すべき問題を呼び起こし、意識を用いて問題の内実を整理し終えると、分析・推論・推測・想像を排し、表面的な意識の思惟に動じることなく、意根を働かせます。問題を深く意根の心に植え付け、意根にこの問題を懸けさせるとき、意識と意根の心には文字と言葉と音声が存在せず、こうして甚深な禅定が現前し、定力が生じます。意根が問題を思量する状態にあれば、色身に障害がなく、心に雑念がなければ、意根は思量を重ねるほどに専注し、禅定は深まり、智慧は開解し、身心の状態は次第に調和し、精神はますます愉悦に満たされます。

このような甚深な禅定の中で法義を思量することは、完全に甚深な観行・参禅・参究に等しく、心の中の法義は次第に明瞭となります。一旦思量が透徹すれば、内心は確信に満ち、疑いが断たれ、迷惘が除かれます。この方法で我見を断ずる内容や自性明心に関する内容を思量し、一旦参究して明らかになれば、三縛結が断たれ、疑結は必ず断じられます。もし意識の推論や憶測によるものであれば、意根が明らかでないため、疑結は断たれず、業障も除かれず、生死を絶つことはできません。

大多数の者は意識の浅薄な思惟方式のみを用い、意根の深い思量方式を使えないため、参禅や参究に工夫を凝らすことができず、情思意解に陥り、疑情が滅せず、疑結が断たれません。風吹き草動に遭遇すれば疑心が熾盛となり、以前に推論した法は覆されます。たとえ覆されなくとも、それは実証親証ではなく、実用に堪えません。故に現在、悟りを得たと自認する者のうち、偽悟の比率は純金比率、あるいはそれ以上であり、只多不少です。これが末法の世の現状であり、いかに多くの者が心に甘んじずとも、これが事実です。末法の衆生の根器と時代背景に相応じ、正法時期や像法時期より良くなることは決してありません。

——生如法師の開示
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