衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2022年11月23日    水曜日     第2 回の開示 合計3762回の開示

瑜伽師地論第三十四巻(五十四)

彼はかくの如く、自らの内に五蘊を現前に観見し、四聖諦の理に依りて倒れることなく尋思し、正しく観察し終えて、更にその余の異なる分界に於いて現前に観見せざる蘊に対し、比度して観察す。謂わく、彼の所有する有為有漏は一切処に遍じ、一切種に遍じ、一切時に於いて皆かくの如き法有り、皆かくの如き理に堕し、皆かくの如き性を有す。彼の所有する滅は皆永く寂静にして、常住安楽なり。彼の所有する道は皆能く永断し、究竟して出離す。

釈:瑜伽行者はかくの如く自らの内身に現前に五蘊を観見し、四聖諦の理に依りて倒見なく尋思し、正しく観察し終えた後、更に他の異なる分界に現前観察できぬ五蘊に対し比量観察を行う。五蘊中の全ての有為法有漏法は一切処一切種に遍じ、一切時に於いて現前に観察された法の如く、皆四聖諦の理に摂属し、苦空無常無我の性質を具える。これらの法は皆生滅するものにして、滅した後は永劫寂静ならしめ、寂静後は常住安楽なり。世間の全ての道は永断を成し、究竟して世間苦を出離する。

——生如法師の開示
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