原文:いかにして内なる事柄の終焉と変異を観察し、無常の性質を理解すべきか。すなわち、現に生存し安住している者を観察し、後にその死没を見て、ただ屍骸のみ残り心識なきを見る。この事を見て、かくのごとく諸行の性質は無常なりと観念す。いかにして内なる事柄の青瘀などが生じる変異を観察し、無常の性質を理解すべきか。すなわち、死後の屍骸が一時に青瘀の位に至り、一時に膿爛の位に至り、ついには骨鎖の位に至るを見る。この事を見て、かくのごとき諸行の性質は無常なりと観念す。
釈:いかにして身体の終末における変異の無常性を観察すべきか。現に生きている者を見て安住を覚え、後にその死を観て心識なき屍骸のみ残るを見る。この現象を観て、諸行の性質はまことに無常なりと観念を起こす。いかにして屍体の青瘀などの変異における無常性を観察すべきか。死後の屍体が一時に青瘀腫脹し、一時に膿爛し、ついに白骨となる過程を観て、諸行の性質はまことに無常なりと観念を生ず。
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