衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2022年10月14日    金曜日     第2 回の開示 合計3703回の開示

瑜伽師地論第三十四巻(二十)

原文:いかに内なる事を尋ね求め、触対するときに、生じる変異の無常の性を思惟すべきか。すなわち、楽受に順ずる触に対し、楽触の縁によって生ずる楽受を領受する時、自ら楽受の分位を了別することができる。楽受の分位を了別するが如く、苦受の分位を了別し、不苦不楽受の分位を了別するもまた同様であると知るべきである。かくの如き諸受を了別することにより、前後の変異は新新たなる性にして故旧たる性にあらず、或いは増し或いは減じ、暫時的に存在し、突然に現前して速やかに変壊することを知る。この事を知りて、すなわちこのように念う『かくの如き諸行は、その性まさに無常なり』と。

釈:いかに内なる身の事が触対する時、現れる変異無常の性を観察するか。順心なる楽受触に触れ、楽触の縁によって生じる楽受を領受する時、自然に楽受の分位を了別することができる。楽受の分位を了別する如く、苦受の分位を了別するもまた同様であり、不苦不楽受の分位を了別するもまた同様である。これら三種の受の前後の変異を了別することにより、受は絶えず更新変化し、最初の如き不変の姿にあらず、三種の受は時に増し時に減じ、諸受は暫時的に存在し、突然現前して間もなく変滅する。これらの現象を観察した後、心にこのような念いが生ずる『かくの如き諸行は、その性まことに無常なり』と。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

瑜伽師地論 第三十四巻(十九)

次の記事 次の記事

瑜伽師地論第三十四巻(二十一)

ページのトップへ戻る