問:相似三昧と相似無生忍・無生法忍とはどのような意味ですか。
答:相似とは類似・接近を意味し、外見が似ているが本質は異なり、真実ではないが真実に似た状態を指します。相似三昧はまだ三昧の境地に達しておらず、三昧に近い状態ではあるものの、真の三昧ではありません。同様に、相似無生忍と無生法忍も、未だ無生忍と無生法忍の境地に至っておらず、それらに類似した状態ではあるが真実の無生忍・無生法忍ではないのです。
中国語の名詞概念を正確に把握すれば、一文あるいは一節の大意はおおむね理解可能です。自らの思考を怠らず、常に思索を重ねることで、次第に教義の真意が自ずから通達するようになります。常に他人や既成の解答を当てにするのは、自ら深く考えることを厭う態度であり、これでは智慧が成長しません。自らの頭脳と智慧に頼ることを学ぶべきです。その前提条件として、福徳と禅定を勤勉に修める必要があります。
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