愛随眠・煩悩随眠とは、「随眠」という文字の意味は「睡眠に随う」、つまり隠れている、背後で作用している、寄り添っているという意味です。五蘊の活動の中では、時処所々に愛と煩悩が寄り添っており、肝心な時が来ると愛と煩悩が現行し、染汚業が現れ、染汚の種子が蓄積され、未来の苦が集起します。
愛随眠・煩悩随眠があると、心は覆われ真理を見失い、無明が智慧の光明を遮ります。故に一片の煩悩があればそれは無明であり、心は清らかでなく暗く、智慧の光明が現れません。愛を断つことは苦を断つことです。愛が重ければ苦も重く娑婆に生まれ、愛が軽ければ苦も軽く天界に生まれ、愛が無ければ即ち極楽です。
回向文:私たちのネットワークプラットフォームにおけるすべての弘法と共修の功徳を以て、法界のすべての衆生に回向いたします。世界の民衆に回向いたします。世界平和を祈願し、戦争が起こらず、烽火が燃えず、武器が永遠に止むよう。あらゆる災害がことごとく消退しますように。各国の人民が団結して助け合い、慈心をもって接しますように。風雨順調で国泰民安となりますように。すべての衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生せず、善き縁を広く結び、善き業を広く修め、仏を信じ仏を学び、善根が増長しますように。苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉じ、涅槃の路を開きますように。仏教が永遠に栄え、正法が永住しますように。三界の火宅を変じて極楽の蓮邦と成しますように。
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