衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2022年06月06日    月曜日     第1 回の開示 合計3641回の開示

四種の行による滅諦相の明瞭

瑜伽師地論第三十四巻原文:集諦の相を正しく覚了した後、さらにこの集諦が残りなく止滅することを正しく覚了する。故に滅と名づく。一切の苦諦が残りなく寂静となる。故に静と名づく。この滅静こそ第一なるが故に、最勝なるが故に、無上なるが故に、妙と説き名づける。常住なるが故に、永く出離するが故に、離と説き名づける。かくの如き行者は四種の行によって滅諦の相を了知する。

釈:滅・静・妙・離の四種の行によって滅諦の相を明らかにする。集諦の相を正しく如実に覚了した後、さらに滅諦の四種の行を正しく如実に覚悟せねばならない。集諦が完全に滅尽し止滅する時、これを滅と名づける。集諦が集まらなくなれば、苦は滅する。一切の苦諦が滅して余苦なき時、寂静となる。五蘊の造作もなく五蘊の受苦もない故に、静と名づける。このように苦諦が止滅寂静することは世間において第一であり、最勝であり、無上である故に、妙と説く。苦諦が滅した後は余苦なく、苦が再び生じることなく、この状態は永遠に存在し、永く苦を出離している故に、離と説く。かくして瑜伽行者は滅・静・妙・離の四種の行によって滅諦の相を明らかにする。

苦が滅するのは集が滅したため、苦行を再び集起させないからである。五蘊の身における身口意の行いは全て苦行であり、特に不善なる身口意の行いである。心が五蘊の世間法に攀縁しなければ、苦を集めず、寂静を得る。心が寂静を得た後は自在解脱し、世間においては奇妙なるものとなる。世間では普遍的に攀縁と苦が存在し、寂静でなく自在でない故に、生命は妙ならざるものとなる。解脱自在の生命は世間において第一殊勝なる最勝のものである故に美妙である。苦を滅し解脱した後は、再び苦受けることなく、解脱は永遠のものであり、無明煩悩の境界に戻ることはない。永く苦を離れる故に離と名づける。このように滅諦の相は滅・静・妙・離の四種の行によって鮮明に示される。

回向文:当ネットプラットフォームにおける全ての弘法と共修の功徳を以て、法界の衆生に回向し、世界の民衆に回向す。世界の平和を祈願し、戦争起こらず、烽火興らず、干戈永く止むことを。一切の災難ことごとく消退せんことを。各国の人民が団結相助け、慈心をもって相対し、風雨時に順い、国泰く民安んずることを祈願す。一切衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生せず、広く善縁を結び、広く善業を修め、仏を信じ学び、善根を増長し、苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉ざし涅槃の路を開かんことを。仏教の永き興隆と正法の永住を祈り、三界の火宅を変じて極楽の蓮邦とならんことを。

——生如法師の開示
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