衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
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日常開示

2021年11月17日    水曜日     第1 回の開示 合計3540回の開示

心の動きとエネルギーの関係

我々が注意深く観察すると、心が動く時、身根も共に動いているのではないか?心が動けば色身に変化が生じるのか?意根が動けば脳神経系統に変化が生じるのか?意根が念いを動かす時、必ず脳波の発生を伴う。心が動く時、例えば貪りが生じれば、この時身体に水大が発生し、瞋りが生じれば髪を逆立て顔を赤らめ首を太くする。つまり心が動けば身根も変化する。実際に身体のこれらの変化は、全て意根の貪瞋によって引き起こされる。識心が恥ずかしさを感じる時、色身も変化を生じ、例えば顔が赤くなり心が慌て乱れるなど、意識の心行が意根に影響する時、色身は何らかの反応を示す。故に身心は相互に依存し、影響し合うと言われる。

意根本身も識心であり、感覚や思想、念いを有する。思想や念いが活動すれば脳波を生じ、脳波があればエネルギーと熱量を発散し、顔が赤く熱くなり全身が熱くなり、そわそわ落ち着かず、血潮が沸き立ち、全身が震え、手舞い足踊るなどする。意根の心念が動く時、脳内に脳波が発生する。脳内の電流のような波動は一種のエネルギーであり、電流のように瞬時に全身に拡散する。このエネルギーは動能に似た物質色法である。故に意根の心動きが全身を動かし、エネルギーが全身に行き渡る。

心がどうして物質色法のエネルギーを生起させるのか?これは非常に大きな秘密である。物質エネルギーの生滅変異は結局のところ三能変識の功徳による。第八識は第一能変識であり、具体的に四大種子と五大種子を提供し、色法エネルギーを生成する。熱能、位置エネルギー、動能など、これらのエネルギーは色法中における分子、原子、電子、イオンなどの四大微粒子の生滅変異が集積したものである。もし種子が刹那刹那に生じ滅びなければ、微粒子中の動能を集積できない。その中で空大種子は微粒子中の空間を形成し、微粒子が一定の軌道に沿って生滅運動を行うことを可能にする。まさにこれらの種子の生滅と微粒子の運動によって、動能、位置エネルギー、熱能が生じる。これらのエネルギーは瞬時に全身に周遍し、全身の毛細血管と経絡を流れる。

第八識はなぜこれらのエネルギーを生じるのか?第二能変識である意根の心動きに伴い、第八識は意根心所法の変動に随って四大種子を変化させ、色法エネルギーはそれに従って生起し変化流転し、大脳中枢神経系を通じて全身に伝わる。意根の指令も中枢神経系から全身に発令され、第三能変識である六識が生起し、意行が現れ、身行と口行が作動する。意根の指令は瞬時に完了し、人知れず非常に迅速である。この中の運作は限りなく神秘に満ち、限りなく複雑で、限りなく精緻であり、限りなく速く、限りなく虚妄である。幻網が交錯し、神秘測り知れないと言える。

心はさらに非物質色法のエネルギーを生起させることができる。これを精神の力と呼ぶ。例えば心の力が強く、不屈不撓、勇敢で頑強、精神高揚、闘志旺盛、勇躍、蠢動、百折不撓、熱情高揚、元気百倍など。これらの精神力は全ての困難を克服し、あらゆる事業を完成させる無上の宝である。色法のエネルギーは価値があるかも知れないが、精神の力は無価値であり、物質上のエネルギーを開発することができる。故に識心の活動は色身にエネルギーを生起させ、最初に生じるエネルギーは脳波であり、動能と熱能及び位置エネルギーを含む。

エネルギーが色身に現れる例として、頭の膨張、顔の紅潮、首の膨張、発熱、悪寒、身体運動などがあり、これらの状態から意根に思想活動があること、念いがあること、思択があることが分かる。意根が動けば色身も従って動き、身心が相倚り、相互に依存し影響し合う様相がここにある。七識自体は識種子が刹那刹那に生滅を繰り返し連続して形成されたものである。識種子の生滅現象も非物質エネルギーを生じ、七識を絶え間なく流転造作させ、心所法を不断に生起させる。喜怒哀楽、悲歓離合、沈思黙考、信心信念を生じ、それによって色法エネルギーの生住異滅を引き起こす。ここには非常に多くの奥義が観察と探求を待っており、定慧が不足すれば観察できない。

六塵は四大種子が刹那生滅して形成された現象である。種子が生じては滅び滅びては生じることは一種の推進作用であり、六塵の流転と変化を推進し、六塵に物質的属性を持たせ、エネルギー作用を有させる。種子は海の波の如く、生滅の波が大海の流動を絶え間なく推進し、こうして動的なエネルギーが生じる。エネルギーは生滅の現象から生じる。一生一滅、一滅一生が即ち動であり、動があればエネルギーがある。四大種子は常に極めて速く生滅を繰り返し、次々と絶えることなく、生滅変化は非常に速く、かつ一定の軌道に沿って生滅流転する。こうしてエネルギー波が生じる。

エネルギーとは一種の力であり、心の力と物質の力を含む。物質の力は微粒子の高速運動によって生じ、物質運動の本質は四大種子の生滅変化である。さらに外力が加わることで四大種子の生滅変化が一定の軌跡に沿って運行する。力の発生は生滅現象が発散し反映されたものであり、生滅がなければ力はない。力があることは世間の一切法が全て生滅を繰り返すことを表す。果てしない生滅、或いは一定期間内の生滅現象が生じるエネルギー、これらの現象が現代科学の量子力学が研究する方向である。

回向文:我々のネットワークプラットフォームにおける全ての弘法と共修の功徳を以て、法界の衆生に回向し、世界の民衆に回向する。世界平和を祈願し、戦争起こらず、烽火興らず、干戈永遠に止むことを。一切の災害難が尽く消退することを祈願する。各国人民が団結協力し、慈心をもって相対することを祈る。風雨順調で国家安泰、人民平安なることを。一切衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生せず、善縁を広く結び、善業を広く修め、仏を信じ仏を学び、善根を増長し、苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉じ涅槃の路を開くことを。仏教が永遠に興隆し、正法が永住し、三界の火宅を変じて極楽の蓮邦となることを祈願する。

——生如法師の開示
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