衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年11月10日    水曜日     第2 回の開示 合計3537回の開示

いかにして速やかに入定できますか

座禅中に法義を思考することは、心経を黙念して入定するより迅速で深く、呼吸調整による入定よりも速く、他の方法による入定より早い。これは煩悩が微細で妄念の少ない利根者にとっての話であり、すでに禅定の基礎を備えているため前行方便を省略できる。しかし縁に攀じる傾向が強く心の動きの多い初心者にとって、思考すればするほど心は乱れ、禅定なき状態は雑念であり、雑念は心を乱す。故に禅定の基礎が確立されてから思考すべきである。私が座禅に入る時は足を組んだ瞬間、いかなる前行方便も用いず直接深甚な思考に入る。意識的な思考ではなく、全て意根の働きである。足を組んだ後、まず思考すべき法に注意を向け、その法に定まり動かなくなる。一点の妄念もない、これが意根による参禅探究の状態である。

意根の思量は深遠で緩やかだが徹底的であり、意識の思考は迅速で浅く不徹底である。意識思考は前行方便であり、目的は意根の思考を引き起こすことにある。最初は必ず経るべき過程である。意根の思量探究において得られる知識はほとんどなく、知識量は増えないが、探求の妙趣があり、何かを発見しそうな朦朧たる喜びがある。開発されるのは自心の智慧であり、智慧は外から得られず、外から得るのは知識に過ぎない。この境地に至れば疲れを感じず、午前中でも一日中でも坐り続けられる。ただ心中に懸念があれば、座を下りざるを得ない。

回向文:当ネットプラットフォームにおける全ての弘法と共修の功徳を、法界のすべての衆生に回向いたします。世界の民衆に回向し、世界平和と戦争の消滅を祈願します。烽火起こらず、干戈永遠に止み、一切の災害ことごとく消退しますように。各国人民が団結協力し、慈心をもって相対しますように。風雨順調に、国泰く民安かれ。一切衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生を断ち、善縁を広く結び、善業を広く修めますように。仏法を信じ学び、善根を増長し、苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修めますように。悪趣の門を閉じ、涅槃の路を開きますように。仏教が永く興隆し、正法が永住しますように。三界の火宅を変じて極楽の蓮邦となしますように。

——生如法師の開示
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