繁中日語

日常開示

2021年11月01日月曜日第1 回の開示 合計3532回の開示

意根が第八識の見分を我として執着するとは

第八識は一切の法を見ることができ、意根は第八識に随って一切の法を見ることができます。ただし意根と第八識の見る一切法の相は異なり、その内容に差別があります。第八識が見るのは世俗を超えた相であり、意根が見るのは世俗の法相です。意根は第八識の見分に依って一切の法を見た後、これら一切の法が全て我であり、全て我が所有するものだと認識します。これが我見です。このような我見があるため、意根はこれら一切の法を執着し、捨て離れることを肯わず、普遍的に計度して執着するので、意根はまた遍計所執識でもあります。まず我見が生じ、後に我執が生じます。意根は無明のため、一切の法が第八識によって生じたものであり、全て第八識に帰属し、第八識の属性を持つことを理解できず、第八識に依って一切の法を見た後、一切の法が全て自己のものであり、自己に帰属すると誤解します。この誤解は無始劫以前から現在まで続いています。この誤解が解消されなければ、我見を断つことはできず、生死の苦しみを滅することもできず、輪廻は止むことがありません。

——生如法師の開示

催眠状態における意根の心理活動の観察

『いかにして意根を調伏し煩悩を軽減するか』