問:最近、座禅の終盤にかけて大椎(だいきゅう)と首筋が張って硬直しますが、小さな槌で叩いてもよいでしょうか。
答:柔らかい棒で軽く叩くか、手でツボをマッサージしたり叩いたりしても結構です。後頭部から頭頂部にかけての経絡をしっかりほぐす必要があります。気血の通り道がスムーズになれば、首の張りや硬直は自然に緩和されます。首筋は身体と脳を繋ぐ要所であり、脳への気血供給の唯一の通路です。この部分が開通すれば、脳は正常に機能します。頭部や百会(ひゃくえ)のツボは手の平で叩くほか、空洞を作った拳や柔らかい棒、シリコンパッドでも軽く叩けます。こうして気血の巡りを活性化させれば、栄養が行き渡り、頭脳が明晰になり思考も敏捷になります。
6
+1