日常開示

2021年10月16日土曜日第1 回の開示 合計3525回の開示

大乗と小乗の区別は心を根本とする

「正しい人が邪法を用いれば、その邪法も正しくなり、邪な人が正法を用いても、その正法も邪になる」という言葉があります。肝心なのは人の心と智慧です。菩薩の心で小乗を修めれば、小乗も大乗となり、利己的な心で大乗を修めれば、大乗も小乗となります。大小乗の区別は心を基準とし、法を基準とはしません。法に大小はなく、心の量に大小があるため、修める法の大小が明らかになるのです。

——生如法師の開示

仏説優婆塞五戒相経（大妄語戒について）

心空無病にして及第帰り