ジョタオの観行日記 2021-10-04

脚の気脈はますます通じるようになり、結跏趺坐が非常に楽になりました。坐禅を始める際にはほとんど努力を要さず、わずかに調息するだけで空霊で柔軟な状態に入れます。その後、五蘊無我の念頭を心に懸けて参究し、坐禅から降りた後は両脚に歓喜が湧き、非常に快適です。朝目覚めると、全身が喜びに満ち、腰・手足・心口・喉のエネルギーが充実し、全身の細胞が歓喜に満たされます。気血が過剰に充満して膨張感さえ覚えるほどです。エネルギーが余りあるのは負担に感じるため、通常は起きて歩き回り、凝集したエネルギーを消散させます。頭脳も非常に軽快で明晰になり、清らかな気が頭頂へ衝き上げるようです。

引き続き少食を維持し、本日から休暇終了まで米・麺類などの食物を摂取せず、腸内をさらに浄化します。坐禅に阻害があるのは主に五蘊の覆い、つまり身心両面の要因によるものです。まず身体の気脈が十分に通じず、エネルギーを効果的に蓄積・向上させられないこと。さらに心が清浄でなく、思慮が煩雑で法義に専一に思惟できず、修行の進展が遅いことです。よって身心両面から覆いを除去し、真に努力すれば必ず効果が現れます。日常の雑事に巻き込まれ無自覚な状態こそ修行の障礙となります。意識の警戒心が重要で、意根が熏習される前に意識が常に意根を戒め、精力を正道に集中させねばなりません。

身体を清浄に保ち、頭脳の思慮を澄ますことは比較的容易ですが、我見を断つことは実に困難です。意根が極めて頑固であるため、日常の夢境からも観察できます。夢中で自己保身の心態や情緒が生起し、昼間は自他を欺く偽りの清浄心があっても、夜の夢で意根の執着が止まないと気付きます。よって修行は未だ表層に留まっており、更に深く進む必要があります。道程はまだ長いのです。

評：これは喜覚支の段階に至った修行です。七覚支の助道品：念覚支・択法覚支・精進覚支・喜覚支・猗覚支・定覚支・捨覚支。七覚支は環状に連なり、前段階がなければ次に進めません。喜覚支が現れる時は心に喜び身に楽があり、その後軽安覚知・定覚支を経て最終的に捨覚支に至ります。

身楽の初期段階にあるならば、そのまま持続させ、急いで消散させず、修行が自然に転進するに任せるべきです。人為的な干渉を加え過ぎず、自然体が最善です。ただこれらの覚受に執着せず、修行の進歩を阻害しないよう注意します。軽安覚支と定覚支が未発生の段階では、覚受を空じ捨てることはできません。この時は自然な状態を保持し、身体の楽触と覚受に随順すべきです。さもなければ次の覚支は現れません。若い時は身体条件が良く修道が速く進みますが、年齢と共に困難になるため、修道は早ければ早いほど良いのです。

また禅定中の五蘊無我観行において、心に懸ける法義の内容は過多・複雑にせず、可能な限り簡潔単一に保ち、一点一点深めるべきです。五蘊無我を観じる際は、五蘊の構成要素を分解し、一つの側面から観行を始め、具体的な法義を心に懸けることで観行が容易になります。最初から五蘊無我という大きな念頭を懸けるべきではありません。この段階では意識も意根も能力が限られており、如此なる大命題を咀嚼できません。能力が向上し宏観的観行力が増した後、初めて五蘊十八界の無我性を総体的に観行できるようになります。

意識で証果したと称する方々にお尋ねします。このような覚受を経験されたことはありますか？このような体験はあるのでしょうか？おそらく夢の中でも見たことがないでしょうましてや体得などあり得ません。七覚支の最初の覚支すら発起したことがなく、定覚支・捨覚支は影すら見えていないはずです。七覚支を飛び越えて果位に至るなど、八正道を超越し三十七道品を跳び越えて証果するなど、実修の影も形もない者がどうして三縛結を断じ、どうして実証を得られましょうか？三縛結を断たずして如何にして明心開悟できましょう？各団体・各人が実修実証のレッテルを貼りつつ、三十七道品の修行を飛び越えて、どうして実修と言えましょう？名誉のみを求め結果を顧みない、これが現代学仏者の心境です。