繁中日語

日常開示

2021年09月03日金曜日第1 回の開示 合計3498回の開示

身通と心通の表徴

問：身体の全ての経絡が通じた後、呼吸時に丹田が収縮・拡張する力は軽減されますか？

答：経絡が全て通じた後、身体は極めて軽安となり、少しの負担も感じず、身体の存在すら感じられなくなります。あたかも大海が流動しながらも表面は静寂で波立たず、湛然として動かないような状態です。これが禅定の結果であり、観行の智慧が加わることで三昧が容易に現れます。例えるなら、電動自転車に乗る時、風がなければ抵抗を感じませんが、風が強ければ強いほど抵抗を感じ、色身の存在感が強まります。また人の心も同様に、求めなければ求めるほど、開放され、リラックスし、自我の存在を感じなくなります。逆に、心に葛藤が多いほど自我の存在感が強くなります。自我の存在感が強まるほど自己を意識し、他者からの評価や態度を気にし、自尊心や自愛・自負が増し、是非が多くなり、平静さを失います。心が通じなければ是非が多く、身が通じなければ感覚が多くなるのです。

——生如法師の開示

丹霞禅師はなぜ木仏を焼いたのか

大乗と小乗における証得された空の相違