衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年02月09日    金曜日     第2 回の開示 合計2回の開示

意根は強大な力を持つ

意根の特性は、あらゆる時において意識に知られることなく作為をなし、寂しさを好まぬことである。それが為す最も主要なことは自我を中心とし、自らの一切の利益を護持することにある。常に自らの必要を満たす方法を求め、最も切実な問題を解決しようとする。意根は大きなエネルギーを有し、自らの目標を達成し、目的を果たすことができる。その背後には如来蔵が存在し、可能な限りそれを満たすからである。従って意根に、自らの身体が必ず健康になると信じさせねばならない。意根がこの点を信じれば、自らを健康にする方法を模索する。身上に虚病あれ実病あれ、意根は解決策を見出し頑強に抵抗する。もし意根が虚病を身に着けることを望まなければ、徹底的に抵抗し、業障が一部消退し福徳が増大する時、陰界の衆生は退散する。実病の場合、意根が健康を望めば、如来蔵はその大種性自性を発揮し、調和の四大種子を輸送して色身を徐々に回復させる。これが世俗で言う身体本来の自然治癒力である。意根も背後で様々な機縁を探求し、自らの状況を変えようとする。そうすれば色身には健康を回復する多くの機会が生じる。鍵は意根に自信を持たせ、自らが健康になれること、自らに病なく、全てが良くなると信じさせることである。そうすれば意根はこの方向へ努力し、最終的に問題を解決する。意根に暗示を与え、意根を励ますことが、即ち自らを加持することである。最終的には全て自性仏の加持によるもので、自らが自らを度し、自らが自らを救うのである。

反対の例として、例えば病人が自身の病状が深刻であると知り、恐れや焦燥不安の状態を示すのは、まさに意根が医師の言葉を信じた結果である。意根が恐れを抱けば、身心は意根の考えに従って変化する。意根が安らげば、色身も意根に従って変化する。これは意識が医師からの情報を受け取り、加工して意根に伝え、意根がそれを信じることで想念が生じ、第八識が意根に随順して色身の健康或いは悪劣な状況を顕現させるのである。もし他人を呪う場合、呪う者の意根が一種のエネルギーを発し、意根に想念願望があれば、その者の如来蔵が意根に配合して、呪われた者に呪願を成就させるのである。

——生如法師の開示
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