衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年03月11日    日曜日     第4 回の開示 合計188回の開示

独頭意識の種類と形態

意識心が単独で行う思考活動は、五識と共に存在しないものであり、それが独頭意識である。例えば、私たちが仏法や教義を思考する時、禅思にふける時、回想に耽る時、空想を巡らす時、心事を考える時など、これらの種々の思考活動は散乱独頭意識である。また例えば、禅定の中で自心に現れた様々な境地を了知し、これがどのような境界か、どのような意義を持つか、その内実は何かを分別する時、内面に様々な感受が生起し、多様な思考活動が現れる。これは定中の独頭意識であり、五識と共に存在しない了別活動である。さらに夢中の独頭意識、私たちが夢の中で行う活動、様々な夢境を了別する行為、これら全ては意識心の単独活動である。これらの活動が現れるためには多くの条件が具足する必要があり、一つの条件が欠けても独頭意識は現起しない。独頭意識が現起しない時、私たちはこれらの思惟活動・了別活動・分析活動・打算活動・観行活動を行うことができず、これら一切の活動は消失する。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

意根が五蘊と六識を我として執る現れ (いこんがごうんとろくしきをがとしてとるあらわれ)

次の記事 次の記事

観行による意識の我見の断除(一)

ページのトップへ戻る