衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年03月12日    月曜日     第6 回の開示 合計194回の開示

意識を我とする我見の断除(六)

さらに舌識とともに存在する意識心は、いかなる条件下で現れるのでしょうか。その顕現には舌根が必要であり、舌根が健全で損なわれていないこと、舌識が存在すること、第七識と第八識が存在すること、意識の識種子が存在すること、飲食中の味塵が存在することが必要です。これらが揃って初めて意識心は眼前に現れます。

意識心が現れた後、これは何の味か、具体的な酸味・甘味・苦味・辛味・塩味・淡味の程度はどの程度か、どの物体のものか、美味しいかどうか、摂取して自身に利益があるか否かを分別します。さらに他の思考活動、分別・了知・推理・分析・判断・打算、様々な思惟活動も全て意識心が運行するものです。意識の思惟活動が現れるには、これらの因縁条件が必要であり、一つでも条件が欠ければ意識思惟活動は現れません。因縁が具足して初めて現れる法である以上、それは当然虚妄のものであり、生滅を繰り返す無常の法であって、我ではあり得ないのです。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

意識を我とする我見の断除(五)

次の記事 次の記事

意識を我とする我見の断除(七)

ページのトップへ戻る