衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2021年06月25日    金曜日     第1開示 合計3459開示

基底堅固にして初めて証を得

それぞれの修行者が仏法を学ぶ際には、修行に必要な理論的知識を一定のレベルまで習得した後は、理論にこれ以上の時間と労力を費やすべきではありません。なぜなら、理論はいかに多く学んでも、結局は理論に過ぎず、生死を超越する解脱を得るための真実の智慧にはなり得ないからです。仏法を実証して初めて大智慧が生じ、解脱を得ることができるのです。そして実証するためには、基礎となる四聖諦の教えから少しずつ実践し、少しずつ実証していく必要があり、飛び級的な修行はできません。

我々は今から基礎を固めるべきです。基礎は非常に重要であり、必ずしっかりとした土台を築かなければなりません。なぜなら基礎がしっかりしていなければ、いかに深遠な教えを学んでも完全に理解することはできず、単なる知識や理解の域にとどまり、実際に証得することはできないからです。もし学んだ理論を実証できなければ、真実の智慧は生まれません。自らが証悟した智慧だけが、我々を生死の泥沼から導き出すことができるのです。

したがって我々は今、四念処観から修行を始め、まず小乗の解脱を証得し、その後この方法で大乗の禅に専心することにより、如来蔵を証悟することができます。その後、如来蔵の機能と作用を観察し、別相智を獲得します。智慧がさらに増長した後、牢関を突破して唯識を参究し、如来蔵の種子の機能作用を熏習することにより、一分の唯識種智(道種智)を具えるようになります。その智慧は非常に驚くべきものですが、これほどの大智慧は一生や数生で得られるものではなく、何生もの時間、あるいは無量劫にわたる善根と福德の積み重ねによって成就されるものであり、最初の仏法の基礎が非常に固い土台の上で、一歩一歩実証されてきたものなのです。

——生如法師の開示
前へ前へ

四念処観の呼吸法を修めることは頑空に陥るのか?

次へ 次へ

どのような場合に娑婆に留まるとの誓願を発することができるか

ページトップへ戻る