衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年04月14日    土曜日     第3開示 合計353開示

外境と身心の相関関係

問:気候が大きな変化を起こそうとする時、多くの人は身体に何らかの反応が現れます。例えば、寒気が来る前や大雨が降る前に、偏頭痛が発症する人がいたり、リウマチを持つ人が天候の変化に関節痛を感じたりします。一つには、器世界の大きな変化により、如来蔵が生み出す身根の四大が不調和を起こすためで、そこには各自の業種がもたらす果報も含まれます。二つには、器世界に重大な変化が起こる前に、その縁の一部が既に現れており、意識では了別できなくても、意根が了別します。意根は身体を執持するため、身体に反応を生じさせるのです。このようなことでしょうか。

答:宇宙の器世界を構成する元素は如来蔵内の四大種子であり、物質色法を構成する元素も如来蔵内の四大種子です。これらは色身を構成する四大元素と同じです。したがって、色身である肉体は本質的に外界の物質色法と変わりなく、石や木と区別はありません。唯一の違いは、色身の肉体には個別の衆生の如来蔵による独自の執持作用と独自の運転作用がある点です。一方、外界の物質は共業の衆生のすべての如来蔵が共同で執持しており、その作用は色身上の如来蔵の作用とは異なります。

衆生の如来蔵が単独で変現し執持する色身色法は、如来蔵の親所縁縁に属します。複数の如来蔵が共同で執持する物質色法は、すべての如来蔵の疏所縁縁です。親と疏の違いにより、その作用は異なり、如来蔵の運行方式も異なります。

如来蔵が自ら単独で縁する色身に対し、如来蔵は第一に衆生の業種に基づいて絶えず四大種子を変化させ色身を変化させます。第二に色身の外部の生存環境や様々な縁に基づき、絶えず四大種子を変化させ色身を変化させます。第三に意根の心行に基づき、意根に絶えず配合し、四大種子を変化させて色身の状態を変化させ、五蘊の機能作用を持たせます。如来蔵が共同で縁する疏所縁縁の色法である宇宙器世界は、共業衆生の業種と業縁に基づいて絶えず四大を変化させ物質色法を変化させるのみで、五蘊の機能作用はありません。

外界の宇宙器世界が変化すると、衆生が依存する生存環境が変化し、物質色法が変化します。外界の物質色法は色身に影響を与え、識心にも影響を及ぼします。物質色法はどのように識心に影響するのでしょうか。外界の色法は衆生の外塵であり、如来蔵は身根を通じて外界の物質上の四大微粒子を摂取し、自らの色身の四大微粒子を変化させます。それにより色身が変化するのです。例えば、天候が涼しくなると火大が変化し、色身は如来蔵を通じて外界の火大微粒子を吸収します。すると色身の火大も変化し、身体が涼しくなります。雨が降る時、水大が変化すると、如来蔵は水大微粒子を吸収し、色身内の水大が増加して湿気が増し、湿っていると感じます。色身に元々あった病気、例えばリウマチや関節炎などが発症しやすくなります。

如来蔵が様々な物質上の四大微粒子を摂取する仕組みはどのようなものでしょうか。例えば、他の衆生の色身は、自身の如来蔵が変現に関与していません。自身が変現していない四大微粒子をどのように摂取するのでしょうか。如来蔵が四大微粒子を摂取するのは、物質から直接四大微粒子を奪い取るのではありません。如来蔵にそのような能動性はなく、物質色法が刹那刹那に四大微粒子を放出し、同時に新しい四大種子が物質上で四大微粒子を形成するのです。物質は刹那刹那に生滅変異するため、物質上の四大微粒子は絶えず放出され続けます。そうすることで如来蔵は他の衆生の色身上の四大微粒子を摂取でき、外界の物質上の四大微粒子を摂取し、自身の内色塵と内法塵を形成すると同時に、自身の色身の四大構造を変化させるのです。

一切の物質色法は刹那刹那に四大微粒子を放出するため、周囲の環境に影響を与えます。これがいわゆる磁場引力の原理です。あらゆる衆生の色身は生物電を放出し、磁場を持っています。物質色法上のエネルギーの放出にも磁場があります。したがって物質が異なれば磁場も異なり、物質間には引き合う性質と反発する性質があります。同様に衆生間にも引き合いと反発があるのです。

——生如法師の開示
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