七識は他の法を生じることができるか

七識は如来蔵の中にある識の種子から生じたものであり、生み出された法であるため、自在性や自主性を持たない。したがって、それ自体が他の法を生み出すことはできず、なぜなら自らに他法を生じる種子を持たず、また種子を保持する能力もないからである。ただ如来蔵のみが種子を持ち、その種子を用いて五陰十八界のあらゆる法を生み出すことができる。五陰十八界の万法はそれ自体が生滅するものであり、自在でなく、種子を含んでいないため、他の法を生み出すことはできない。七識は如来蔵が六塵の法を生み出すための助縁であり、如来蔵と和合して三つの能変識となり、それによって一切の法を変造することができる。