衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年04月17日    火曜日     第2開示 合計367開示

如来蔵なくして一切法なし

心外に法はなく、物は自ら物とならず、心によって物となる。したがって一切の法は自然性ではなく、因縁性でもなく、如来蔵性である。これは首楞厳経において仏が説かれたことである。ゆえに「世の中に如来蔵から離れて単独に作用する法が存在する」と言ってはならない。そのようなことは存在しない。風は自ら吹かず、水は自ら流れず、山は自ら立たず、火は自ら燃えない。これらはすべて如来蔵によるのである。

物体が如来蔵を離れて万有引力を持つなどと言ってはならない。如来蔵を離れれば物体すら存在せず、どうして引力について論じられようか。物理的作用であれ化学反応であれ、如来蔵の働きを離れることはできない。如来蔵を離れれば物質色法は存在せず、どうして物理化学反応がありえようか。物質間のあらゆる反応変化は、すべて如来蔵の変化の結果であり、すべて如来蔵が四大種を用いて調節する作用によるものである。

——生如法師の開示
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生滅の法を透視し究めたその先に無生の不生不滅の法たる如来蔵あり

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一切法は如来蔵性なり

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