衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年05月11日    火曜日     第1 回の開示 合計3388回の開示

速やかな入定のための前行指導

青空坐禅観行日記 

観呼吸三十一日目、座に着く前に自ら自己暗示をかけました:今日の坐禅では思考を停止し、思考を減らし、坐禅に関係ない一切の事柄を捨て、心の念を呼吸のみに集中させると。座禅を始めた後、意識的に腹式深呼吸を行いました。今日は意念を下腹部に集中させたところ、徐々に腹部が温かくなり、五分程で気の感覚が生じ、深呼吸が楽になりました。下腹部の筋肉が脈打ち、気機が発動し始める感覚があり、約十分で意識的な腹式深呼吸を止めました。 

その後鼻息を観じ始めましたが、ここ数日のように自然呼吸に戻さず、意識的に腹式呼吸を誘導しました。数回の呼吸を経て下腹部の気機が発動し、深い腹式呼吸に入りました。この時、念は呼吸のみに置き、全身の覚受を感知しつつ、分析的思考活動を極力減らしました。念が集中したため呼吸は自然に深く細やかになり、呼吸の幅も意識的な深呼吸時より大きくなり、気流が胸・上腹・中腹を経て腹底まで達し、坐禅終了まで持続しました。 

観呼吸の過程で意念が集中し、所縁が明瞭で、呼吸は均等に深く細やかでした。坐禅中盤、突然右股外側に非常に明瞭な涼感が生じ、坐禅終了前には右耳に持続的な清涼感がありました(右耳はこの前二ヶ月間、のぼせによる発熱と腫脹が続いていました)。 

評:定を修めるには加行を行い、積極的に身心の状態を調整し、入定に適した状態へ導くことができます。そうすれば心は静寂に入定します。積極的誘導において、心の作意を一つの事柄に集中させ、その事柄のみに興味を持ち、他の所縁を遮断すること自体が智慧であり、これが定です。定を修める過程では智慧を十分に発揮し、慧をもって定を導き、止観を双運させれば、入定は非常に速やかです。一部の修行者は強引に定に入ろうとして智慧を用いず、結果入定が困難になります。また別の修行者は意識の慧で分析思考するだけで、永遠に定に入りません。この二者の修行法は偏っており中道を歩まず、三昧を生じることはありません。

——生如法師の開示
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