衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年06月05日    火曜日     第8 回の開示 合計599回の開示

八識それぞれの特徴

六根の門頭で活動に参与する識はどれか。六根の門頭で最も活動量が多い識はどれか。

八つの識は常に六根の門頭で光を放っており、第八識と第七識は瞬時も休むことができず、五識の参与する活動が最も少ない。五識が休息している状況でも意識は活動を続け、最も活動量が多い。

どの識の働きが最も発見されやすく、どの識の働きが最も知られにくいか。どの識がやや横柄で、どの識が非常に従順か。

意識の働きは最も顕著で表面化しやすく、第八識の働きは最も認識されにくい。第七識はやや横柄で時として理不尽な面があり、第八識は最も従順で指図された通りに動く。

どの識が自己顕示的で、どの識が目立たないか。

意識は自己顕示的で、第八識は目立たない。

どの識が指導者役を好み、どの識が従順で、どの識が扱いにくいか。

第七識は指導者役を好み、五識は比較的従順で、意識は扱いにくい。

どの識同士に摩擦や対立が生じ、どの識同士が完璧に連携するか。

意根と意識には常に摩擦が生じ、第八識と意根は完璧に連携する。

どの識が最も状況を把握し、どの識が部下を最も気遣うか。

意識は最も状況を把握し、意根は部下を最も気遣う。

どの識が手を拱き、どの識が常に無関心でいるか。

第八識は何事にも手を拱き、一切参与しない。

どの識が最も干渉的で、どの識が最も清浄か。

意根が最も干渉的で、第八識が最も清浄である。

どの識が自己を最も気遣い、どの識が常に不安で眠れないか。

意根は自己を最も気遣い、常に不安を抱えている。

どの識が自己防衛に長け、どの識が後知恵を発揮するか。

意根は習慣的に自己防衛し、意識は後から反省する。

どの識が無責任で、どの識が細部まで管理するか。

第八識は無責任な存在で、第七識が細部まで管理する。

どの識が生活保障を担い、どの識が生活物資の分配を好むか。

第八識が保障を提供し、意根が生活物資の分配を担当する。

どの識が交友を求めるが社交能力がなく、どの識が広範な交際能力を持つか。

第七識は社交能力がなく手段を持たない。意識は社交能力に長ける。

どの識が指導者の指示に文句なく従い、どの識が指導者に反抗して不満が多いか。

五識は従順で、意識は反抗的である。

どの識は過ちを即座に改め、どの識は過ちを改めにくいか。

意根は決定権を持つため過ちを即座に改める。意識は決定権がなく過ちを改めにくい。

どの識は永遠に是非を知らず、どの識は永遠に過ちを犯さないか。第八識

どの識は教育改造が容易で、どの識は自己弁護に固執するか。

意識は改造が容易で、意根は深く根付いた習性があり改めにくい。

第八識は全てを包括し善悪を超越する。法を成すも破るも第八識にあり、六道輪廻もこの識に由り、成仏作祖もまたこの識による。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

蒼白で無力な口癖

次の記事 次の記事

涅槃四徳

ページのトップへ戻る