衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年04月02日    金曜日     第3 回の開示 合計3260回の開示

修行の効果は意根の薫習の度合いによる

問:ある知見を聞き、例えば五蘊は虚妄であり、無我・無常・空であると学んだ際、実際に生活の中で心に変化が生じた場合、仕事や人生の方向性を大きく調整したり、以前貪愛していたものへの執着が薄れたりする現象は、意根の転換と言えるのでしょうか? 

答:これは三十七道品の修行段階における変化です。修行が比較的効果を現し、心が八正道に沿っており、粗大な貪りの煩悩を制御し始めたため、心が転換し始めた状態です。身心世界の変化は、まさに意根が薫習を受けて転じたことを示しています。つまり修行のどの段階においても、意根が薫習を受けなければ修行は効果を発揮せず、三十七道品も意根に至って初めて真の修行と言え、そうでなければ未だ道上にない仮の修行です。ただしこの種の身心変化は脱胎換骨するほどの転換には至らず、我見を断つ境地には及びません。それ故に我見を断ったと自称する者でも、断我見後も身心に顕著な改善変化が見られず、骨相が変わらなければ、凡夫の胎を聖人の胎に換えることはできないのです。

——生如法師の開示
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