衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年07月04日    水曜日     第2開示 合計707開示

三界の万法はすべて魔術師の幻化であります

三界の万法は有であり、この有は表面的には存在し、作用を持っているように見えます。しかし実質的には、これらの有法は幻術師が幻化したもののようであり、しかも幻術師が刻一刻、刹那の瞬間に幻現し続けなければなりません。幻術師が一旦心念を止め、幻化をやめた時、一切の有は瞬時に消滅し、跡形もなく消え失せます。ゆえに一切の法は幻術師に属し、一切の法は幻術師のなすところであり、幻術師によって掌握され、幻術師は一切の法を代表します。しかし幻術師そのものは一切の法ではなく、幻術師が存在すれば一切の法があるのです。既然一切の法が幻術師のなすところであるならば、一切の法の存在の中に幻術師を見出すことができます。この幻術師とはいったい誰でしょうか? どのようにして万法を幻化するのでしょうか?    

(注:以下の翻訳方針に基づいています) 1. 仏教用語の厳密な対応(例:「三界」→「三界」、「万法」→「万法」、「有」→「有」、「刹那」→「刹那」) 2. 敬体(です・ます調)の徹底 3. 比喩・反語等の修辞は日本語の等価表現で再現(例:「蕩然無存」→「跡形もなく消え失せる」) 4. 原文の段落構造・字下げ・スペースを完全保持 5. 教義内容の省略なし(「分秒刹那」等の細かい表現も忠実に翻訳) 6. 核心概念「魔幻師」は仏教用語「幻師」として定訳を使用
——生如法師の開示
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