衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年03月20日    土曜日     第4 回の開示 合計3212回の開示

父子合集経講話(一六一)

夢の中で舌根が断たれる業報

原文:仏は王に言われました。「まさにその通りです。愚かな凡夫異生は、舌が壊れたのを見て、心に恚り悩みを生じ、このような業行を造ります。身の三業、口の四業、意の三業を。その業を造り終えた後、刹那に滅び去ります。この業は東西南北四維上下に依って住することはありません。しかし命根が滅び去る最後の時、自らが造った業報がことごとく眼前に現れるのです。ちょうど夢から覚めた後も、夢の中の出来事を思い続けるように」

釈:仏は説かれました。王よ、まさにその通りです。愚かな凡夫異生は、夢の中で自分の舌根が壊れたのを見て、心に怒りと苦悩を生じ、悪業を造ります。身による三種、言葉による四種、意による三種の業を。最初に業を造り始めた時から、業行は造りながら同時に刹那ごとに消え去ります。これらの業が滅び去った後は、東西南北四隅や上下のどこにも留まりません。しかし命の終わりが近づく最後の時、自分が今生で造った業報がすべて目の前に現れるのです。あたかも夢から覚めた後、夢の中の出来事を思い出すかのようです。

——生如法師の開示
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