衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年01月19日    火曜日     第2 回の開示 合計3014回の開示

色身の修復と意念の関係

気を丹田に沈めるには、深く呼吸をしながら気を下方へ導き丹田に至らせればよい。観想を合わせ、気が丹田に至ることを観想すれば、気を丹田に引き込むことができる。意識を丹田に集中させることも気を導く方法である。気は意のままに従い、意の赴くところに気血もまた従う。この意とは意根の意か、それとも意識の意であろうか。 

色身における機能作用には、如来蔵単独の作用と、意根と如来蔵が和合して共同でなす作用がある。平易に言えば、色身のほとんどの機能作用には意根の作意が関与しており、意根の及ばぬところでは多くのことが成就しない。丹田において意識がどれほど意を注いでも効果は得られない。意識による丹田の保持は仮の守りに過ぎず、気はこれに従わず、意識は気血を導く力を持たない。意識が導けるのは意根のみであり、これが意識の最大の有用な能力である。 

色身の組織細胞の修復と調整にも、一部意根の参与が関与している。意根が積極的に協力し、楽観的な態度を保ち焦らず騒がずいれば、身体の正能量は上昇し、修復も速やかに進む。色身の修復には意根の参与の有無が大きく影響する。例えば鍼灸の際、意念を針先に集中させると、効果が極めて顕著かつ迅速に現れ、色身は即座に変化する。真気を修得した者が鍼灸に真気を配合すれば、その効果はさらに驚異的で、身体の四大を変化させ、色身を驚くべき速さで回復させる。体内に真気が巡っている場合、手掌を通じて他者の背部に気を注ぎ込めば、意念が強ければ強いほど気の流入量が増し、体内を速やかに巡って身体を即座に改善する。気血が身体に満ちれば健康を保つ。 

意の赴くところに気もまた至る。故に色身の修復に意根が積極的に参与すれば、回復は極めて速やかである。意の及ばぬところでは、気の運行は滞り、あるいは停止する。例えば食事時に注意力が散漫であれば消化が悪化し、食後直ちに精神を集中して思考に耽れば、胃の気血が不足して消化を妨げ、長ずれば胃病を招く。また排泄時に注意力が散漫であれば、排泄は阻害され円滑を欠く。故に意念の作用力は極めて大きく、この意念の力は如何にして生じるか。定力が増大すれば心力もまた強まり、心力とは即ち意念力である。

——生如法師の開示
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