衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年01月19日    火曜日     第3 回の開示 合計3015回の開示

父子合集経講話(第九十九)

十種の悪業の果報は臨終の時、全て現前に現れる

原文:仏は王に言われた。その通りです、その通りです。愚かな凡夫の衆生は、目で色相を見て、迷妄に惑わされ、愚かな業行を造ります。身業三種、口業四種、意業三種。最初に造作した業は刹那刹那に滅び去ります。この業が滅した後、東西南北・四維上下の中間に依存して留まることはありません。最後の際、命根が滅する時、自らが造った業報が悉く現前に現れます。あたかも夢から覚めて夢中の事を思い出すが如くです。

釈:仏は説かれた。大王、まことにその通りであります。愚かな凡夫衆生が悪しき色相を見ると、心にすぐに怒りが生じ、厭離の心を起こし、これを破壊せんと欲し、悪しき色相の種々の過失を責め立てます。これによって瞋恚の業行を造り、身業三種・口業四種・意業三種をなします。最初に造られた業行は刹那刹那に消滅します。これらの業行は東西南北・四維上下の中間にも依存して留まりません。臨終に色身が滅しようとする時、自らが造った業の果報が全て現前します。あたかも夢から覚めてなお夢中の事を念じるが如くです。

最初に造られた業行は刹那刹那に滅します。この業が滅した後、東西南北四維上下の中間に留まる処はなく、業が留まる場所はありません。例えば私が話す口業は、生じる前に留まる処がなく、消滅しても去るべき処所はありません。しかし最終的に命根が滅した後、この口業が現前し、私はこれを知って業に随って報いを受けるのです。

命終の時、自他の業報が現前します。あたかも夢から覚めて再び夢中の事を回想するが如く、臨終に臨んで一生の事柄が脳裏に閃き、あたかも夢中の事を回想するが如くです。その後はただ業に随って報いを受け、妄りに六道輪廻の苦しみを受けるのです。

——生如法師の開示
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