唯心所造とは、四大種をもって万法を生じることを指し、この如来蔵という心のみがこの機能と作用を有する。唯心所現とは、万法を顕現させる心が八つ存在し、八つの識心は見分として能現であり、万法は相分として所現である。各識が現象を現じる能力は異なり、心中に現れる相分も互いに異なる。能力が大きいほど必要とする因縁の条件は少なく、現じられる相分は真に近く、能力が小さいほど依存する因縁の条件は多く、現じられる相分は仮に近くなる。
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