衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2020年12月30日    水曜日     第3 回の開示 合計2951回の開示

意根の受

意根は捨受のみならず、苦楽受も有するのである。意根には無明と煩悩が存在し、善悪の心所法を具えるが故に、必ず苦楽受が生じ、この苦楽受によって貪りと瞋恚の煩悩が起こるのである。もし意根が捨受のみを有するならば、他人から殴打され罵倒され辱められても無関心であり、意識が多少不快に感じることはあれど、瞬時に過ぎ去り、報復行動など起こすことはない。これこそ大修行者の優れた修養と徳性であり、凡夫には到底備わらぬ境地である。もし意根が捨受のみを有するならば、賞賛され天にも昇る如く称えられても無動於衷であり、権勢・色欲・名誉・利益の前にしても平静を保ち、これらを追い求めることはない。栄華富貴に対し淡泊である。意識がこれらを好むことはあれど、ただ少し好む程度に留まり、行動に移すことはない。これこそ大修行者の徳行と修養であり、凡夫には決して真似できぬ在り方である。

——生如法師の開示
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中阿含大縁経

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