衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年08月06日    木曜日     第1 回の開示 合計2514回の開示

どのような色が眼の浮塵根に触れるのでしょうか

色は本質境の色、帯質境の色、性境の色に分けられる。このうち本質境の外色塵は第八識のみが接触可能であり、眼識・意識および眼の浮塵根は接触できず、意根も接触できない。第八識が本質境に触れた後、本質境の四大微粒子に依って帯質境を変現する。この部分の色は意根が接触可能であり、眼の浮塵根にも伝達される。眼浮塵根が接触するのは第八識が再変現した帯質境の四大微粒子であり、本質境の四大微粒子ではない。故に眼浮塵根は本質境の色塵に触れず、本質境と一定の距離を保つことで、色塵を勝義根に伝達できる。根と塵が接触して初めて眼識が生じ色を見るのである。

もし眼の浮塵根が本質境の色塵と直接接触し、中間に一定の距離がない場合、如来蔵は本質境に依って変現した帯質境を浮塵根を通じて勝義根に伝達できず、眼識を生起して色を見ることもできない。これは眼根の色塵伝達が特殊であり、眼根の成像原理が存在するためである。色塵と眼根に距離があることで、眼根の網膜に倒立像が形成される。他の諸根にはこの現象がなく、相対する色法と一定の距離を必要としない。故に眼が色を見る場合、他の諸根が法を認識する際よりも空間的距離という条件が一つ追加されるのである。

——生如法師の開示
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