衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2020年07月02日    木曜日     第2開示 合計2442開示

勝義根について

人間道の衆生はすべて勝義根 (indriya) を有し、畜生道の衆生にも勝義根があります。畜生の色身は人間の色身と同じく、いずれも実の四大種子から構成された肉体であり、脳があり、勝義根があります。勝義根に病変が生じれば、畜生もまた精神分裂や狂気に陥ります。畜生の勝義根は、業障の関係により、人間の勝義根より劣っており、人や物を見る際に大きな錯覚があり、法を見ることも如実ではありません。しかし、さまざまな畜生にはそれぞれ自らの種類に属する特長があり、例えば、視覚の鋭敏な畜生は夜目が利き、聴覚の鋭敏な畜生もあれば、嗅覚の鋭敏な畜生、味覚の鋭敏な畜生、触覚の鋭敏な畜生もあります。しかし、畜生は概して言えば、意識の思惟力が非常に弱く、論理分析力はなおさらなく、ほとんどが意根の直観力に頼っているため、比較的純粋に見えます。腹を満たし生存するために造る殺業のほかは、ほとんど心を用いて他の悪業を造作することなく、純粋に受報する衆生に属します。

無色界の四空天の衆生は、その生存環境が無色であるため、色法の五塵がなく、色身もないので、勝義根もなく、内五塵・内法塵もなく、五識もありません。しかし、意識・意根と第八識は存在します。彼らの第八識と意根は永遠に存在して滅することなく、意識も永遠に存在して滅することがなく、その意識が了別するのは定中の独影境であり、外法塵はなく、独影境のみがあります。もし意識が滅すれば、第八識と意根だけが残ることになりますが、それは滅尽定の境界に属します。それゆえ、無色界の天人の意識も永遠に存在して滅することがなく、昼と夜の区別はなく、睡眠や休息を必要とせず、永遠に定中にあって独影境と向き合っています。

——生如法師の開示
前へ前へ

夢の中に五識はあるか

次へ 次へ

時間の虚妄不実性

ページトップへ戻る