衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2019年10月29日    火曜日     第1 回の開示 合計1996回の開示

天上・地下・人間を絶え間なく輪廻する受生はどの識か

問:ある人が言うには、本性清浄なる如来蔵の空性は汚染された七識の種子を蔵しているが故に、業風に漂われて三界六道に生を受け、時に天に生まれ、或いは地獄に堕ち、或いは人間界に生まれる。正法を否定するが故に、再び地獄に現れるという。如来蔵は受生することができるのか?受生するということは生滅があるということではないか?

答:第一に、如来蔵の心は空ではあるが、空性と称すべきではなく、空性心と称すべきである。なぜなら如来蔵は心の本体であり、本体の性質を表すものではないからである。性質は心体に付属して本体を説明するもので、実体ではなく、心に依って初めて心の性質が存在する。

第二に、如来蔵は受生することはできない。如来蔵が七識の汚染された業種を蔵しているとはいえ、受生するのは第七識が業に随って受生するのであり、如来蔵はただ第七識に随って受生するに過ぎない。第七識が受生する時、如来蔵が第七識に受生させているのであり、如来蔵が業種と七大種子を配合して出力しなければ、第七識は受生することができない。故に如来蔵が天上・地下・人間界で輪廻受生するというべきではなく、第七識が天上・地下・人間界で絶え間なく輪廻受生するというべきである。

——生如法師の開示
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性空と空性の違い

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