衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2019年09月30日    月曜日     第3 回の開示 合計1948回の開示

七識はいかにして染を清浄に転じるか

阿頼耶識という名称は、八地菩薩以前の衆生が用いるものであり、八地菩薩以降は名称を改め、異熟識と呼ばれます。阿頼耶識という名称は、衆生の如来蔵に七識の煩悩業種と煩悩習気の種子が残存していることを示しており、これらの種子は全て生滅変異するもので、不生不滅の如来蔵と和合することにより、不生不滅の阿頼耶識が成立します。もし阿頼耶識に含蔵された七識の生滅業種が消滅し、七識が煩悩を断除し、更に煩悩習気をも断除した場合、阿頼耶識は名称を改めて異熟識となります。

修行とは、七識の染汚性を改め、七識の貪瞋痴の煩悩と煩悩習気を除去し、無明を取り除き、漸次に七識心の染汚性を転換させ、その清浄性を次第に増大させることにあります。この過程における修行は、第八識を依止とし、第八識の体性を明らかに認識し、第八識を証得した上で、更に第八識の清浄性と無漏の有為性を観察することにより、七識が薫染を受け、次第に第八識の清浄性に近づき、虚妄の世間法に執着しなくなり、七識が解脱を得て仏道を成就するに至ります。この中で第八識を証得することは極めて重要であり、第八識を証得して初めて法界の実相を知り、我執と法執を断除し、究竟の仏果を成就することが可能となるのです。

——生如法師の開示
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