故に四念処において法念が頂である。四正勤において未生の善法を生善法が頂と呼ばれる。四如意において身心寂静が頂である。五根五力において慧根慧力が頂である。七覚分において擇法が頂である。八正道において正見が頂である。一切外道の所有捨摩他毗婆舍那が頂と呼ばれる。四真谛において滅谛が頂である。四依において依義が頂である。四無碍智において義無碍智が頂である。六神通において漏尽が頂である。四無量心において悲心が頂である。修梵行において智慧が頂である。諸波罗蜜において般若が頂である。一切方便において衆生心を知るが頂である。一切諸力において処非処力が頂である。諸無畏において初が頂である。不共法において無碍が頂である。三十二相において無見頂相が頂である。八十種好において不空説法が頂である。庄严口において一切語を解するが頂である。庄严心において慢を破るが頂である。一切法において智慧が頂である。
解:頂とは何か?頂とは同類の中で最良、最高、最妙、最殊勝であり、超越者無きもの。小乗証果前に頂あり、証果後に頂あり、即ち俱解脱の大阿羅漢。大乗明心前に頂あり、明心後に頂あり、明心後の頂は如来。
法に頂あり、人に頂あり、戒に頂あり、定に頂あり、慧にも頂あり。僧にも頂あり、僧の頂は誰か?是佛陀、佛陀も僧数に在る。
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