衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2019年09月10日    火曜日     第2 回の開示 合計1908回の開示

グループ内の修行者による修定体験

この数日、朝晩の勤行におきまして、六妙門や一処専注、出入息観などの坐禅方法を試してみましたところ、師父が教えてくださった坐禅礼仏・坐禅念仏と深呼吸が最も実践しやすく、早く習得できる上に効果も優れております。特に静坐礼仏は下肢の血脈を通じさせると同時に背中の督脈を伸ばすことができ、任督二脈を通じさせるのに大変役立ちます。また速やかに定に入ることができ、その定境を保つことも、法義を思惟することも、どちらも素晴らしい効果が得られます。

その他の坐禅方法では、鼻端に意を系ぎ出入息を観る「門番の如し」という方法が比較的適しております。これですと呼吸に影響されにくく定に入りやすくなります。また民国期に蒋喬が編纂した『因是子静坐法』におきましては、丹田(気海)に意を系ぎ無念無慮となる方法も定に入りやすく、この二つの方法はそれぞれ「玄牡を守る」ことと「気海を守る」ことという、修定の要所を捉えた実修法でございます。

師父はかつてこう教えられました。「自分に適した方法こそ最良の方法である。修定は自らが探求し、自らに相応しく効果的な方法を確立してこそ速やかに成就する。その後、法義を意根に懸けておき、意根が牛が反芻するように法義を徐々に融解させ、自性に帰入せしめるのである」と。

修行の要諦は思考の方向性(見地)にあります。見地が進路を決定し、見地が明確であればあるほど、行動はより力強くなり、効果もより顕著になるのでございます。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

意識は我にあらず、我がものにあらず。

次の記事 次の記事

グループ内の一研修生による中観行の体験

ページのトップへ戻る