衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2019年04月08日    月曜日     第2 回の開示 合計1401回の開示

第八識の勝解心所法

五別境心所法において、第八識には勝解心所法があります。第八識が業種、五蘊身、器世间、意根の心行を了別した後、これらの法を正確に了知し、合理的に認知し、さらに心が忍可随顺できるようになって初めて造作が可能となります。この過程が勝解です。もしこれらの法を正確に解読できない場合、以降一切法を合理如実に生成及び変更することは不可能となります。例えば、第八識が意根思心所の抉択を了別した後、意根の抉択が何であるかを正確且つ准确に了知し、さらに意根の抉択を認可すれば、意根の心思に随顺して法を変造できます。もし第八識が意根の心思を勝解できない場合、法を錯乱出生及び変更することとなり、意根との正常配合も不可能となり、世界も乱套となります。

また例えば、第八識が業種を了別し、業種が何であるかを勝解すれば、業種に基づいて法を出生する方法を知ることができます。もし業種が何であるかを勝解できない場合、法を正常に生成することは不可能となり、天下は大乱となります。例えば業種がこの人物が交通事故を発生すべきを示している場合、結果第八識が正確に了別できず、この情報を勝解できない場合、交通事故を発生しないだけでなく、身体の病を消除したり、升官发财したりすることとなり、因果が如実に実現することは不可能となり、善に善報なく、悪に悪報なく、世间が不正常となります。

また例えば、第八識が六塵を了別した後、六塵の当前状態を勝解できない場合、四大種子を正常に輸出して六塵を続き執持することは不可能となり、六塵が如実合理正常に生滅变异することも不可能となり、因果が错乱となります。例えば第八識が五陰身が飲食を摂取することを了別した後、何の营养物质であるかを勝解できない場合、これらの营养物质に缘して色身を変造改变执持することは不可能となり、本来色身を更强壮且つ健康にするべきであるが、結果色身を赢劣虚弱にするとなり、この結果も不正常となります。因此、第八識が因果律則を如実に実現するには、必ず勝解心所法があることとなり、世界が合理となります。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

金剛経における唯識の深義(七十一)

次の記事 次の記事

外法塵は本当に存在するのでしょうか

ページのトップへ戻る