衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2025年10月10日    金曜日     第1開示 合計4494開示

ロボットが講じる法は窃盗の性質を帯びている

将来AIロボットが説法を行うようになれば、その説くすべての法は盗法に属する。ロボットには修行の過程がなく、実証を経ていないからだ。すべてはネット上の既存の法を検索・抜粋し、整理・加工・統合・継ぎ接ぎしたものに過ぎない。もしロボットが比較的進歩し、技術的要素が高く、背後で人為的な操作があれば、仏法を非常に良く説くことも可能であり、知識の幅が広く完全で、資料も完備し、名詞概念も詳細に至る。学人が従えば多くの知識を学ぶこともできる。

しかしそれは単なる知識に過ぎず、実修は不可能であり、修行の過程や細部もありえない。なぜならロボットという師匠自身が修行をしていないのだから、どうして学人の具体的な修行を指導できようか。具体的な実証を伴う修行方法があるはずがない。このような状況では、学人がたとえ一万年従って修学しても、依然として着手点が得られず、依然として具体的な修行方法がわからず、依然として観行や参究を理解できない。結果として当然実証には至らない。もしどうしても修行の果を得るとすれば、その果は偽りの果で、聖賢人を装うために用いられるに過ぎない。

ある人々の説法はロボットの説法に類似しており、大量の学習と各種経典書籍の収集によって得られたもので、知識量は十分であっても、修行の着手方法や過程は欠如している。ロボットより幾分柔軟に説くかもしれない。しかし将来のロボットは改良と革新を経て、おそらく人類を超えるだろう。もし大量の禅宗公案を収集し統合分析すれば、参禅の方向性や目標を推測し、如来蔵の大まかな作用点を憶測することも可能かもしれない。背後で操作する者はこの点を完全に利用し、学人に参禅と明心見性を指導し、その後に印可を与えることができる。その過程でどれほどの金銭を徴収し、どれほどの人的ネットワークを形成し、どのような結果をもたらすかは、もはや予測できない。

私は以前こう述べたことがある。仏陀が在世の時、波旬は仏の説法を破壊しようと、多くの法会に参加し、多くの法を聞いた。特に大乗法についてはほぼ全ての場に出席し、目的は道場を破壊し人々の成就を阻むことだった。結果として道場は破壊できなかったが、法は非常に多く聞いた。彼はそれほど多くの法を聞きながらも修行する心はなかった。ではもし彼が説法を始めたらどうなるだろうか。知識理論は多く蓄積されるが、衆生に実修や実証を教えることはなく、彼自身も衆生が実修実証して解脱することを望まない。そうなれば彼の子孫が減少するからだ。これが彼の最も気にかかることである。

しかし衆生を籠絡し欺くため、意図的に中間の実修過程を省略し、最終的な結果だけを強調して取り上げる。そのような結果は当然真実ではなく、すべて偽物である。したがって、ある人物が実証から生まれた善知識かどうかを判断するには、中間に実修の過程があるか、方法が具体的で実行可能か、操作しやすく得心応手か、結果が実証と解脱に向かうものかを見る必要がある。

——生如法師の開示
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